医師の診察後、胃内視鏡検査のご予約をお取りいただきます。
健康診断や人間ドックの結果をお持ちの方は忘れずにご持参ください。
スタッフがご予約の日程を調整し、検査方法、注意点などを詳しくご説明いたします。
※お電話・インターネットでのご予約はできません。ご了承ください。
当院は、がんをはじめとする消化器疾患の早期発見のため、胃と大腸の内視鏡検査を実施しています。消化器系のがんは中年以降、発症数が増加するため、40歳以降の方は積極的に内視鏡検査を受けることをおすすめします。
内視鏡検査は、先端にカメラの付いたスコープを胃や大腸の中に挿入し、粘膜の状態を確認する検査です。モニターに映し出した画像を直接目で見て観察できるため、胃透視検査(バリウム検査)や便潜血検査よりも精度が格段に高く、疑わしい所見がある時は粘膜組織の一部を採取し、病理検査(生検)を行うことも可能です。
近年、高齢化や喫煙・アルコール摂取量が多かった年代やピロリ菌感染・感染既往がある方ががん好発年齢になっていること、欧米化する食事などの影響で食道がんや胃がん、大腸がんといった消化器系がんの患者数は右肩上がりに増加しています。医療技術が進歩し、早期のがんであればほぼ100%完治できるようになりましたが、これらのがんは初期症状に乏しく、自覚症状が現れる頃には病状が進行しているケースも少なくありません。実際、2022年に発表された厚生労働省の調査*1によると、胃がんもしくは大腸がんと診断された方の4割以上が診断時には自覚症状が無かったと回答しています。
日本人の2人に1人ががんになると言われる現代、内視鏡検査は消化器系がんの予防や早期発見に役立つ最も有効な方法であり、自覚症状の有無に関わらず、定期的に検査を受けることが、がんの早期発見・早期治療を可能にし、生存率を高めることに大きく貢献します。
*1 厚生労働省令和2年(2020)受療行動調査(確定数)の概況
当院では、オリンパス社の最新内視鏡システム(2024年12月時点)を導入しており、大学病院と同等の精度で迅速に診断を行うことが可能です。毎年、多くの検査を実施しており、実際、内視鏡で治癒できる早期がんの発見に繋がるケースもあります。
患者様の負担が大きく、敬遠されがちな内視鏡検査を気軽に受けていただけるよう、当院ではさまざまな配慮を行っております。内視鏡検査が苦手な方、もしくは検査が初めての方もぜひご相談ください。
当院では、日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会専門医である前院長、院長、さらに岡山大学病院などに在籍する経験豊富な日本消化器内視鏡学会専門医がすべての検査を行います。
当院では、世界的に高い評価を得ているオリンパス社の内視鏡システム「EVIS X1」を導入しています。微細な毛細血管をクリアに観察できるNBI*2技術を搭載し、通常光では見つけにくい小さな病変の発見に優れているのが特徴です。また、高画質なモニターで強調・拡大などの画像処理も自由自在に行うことができ、病変の診断(良性・悪性の診断、病変の深さなど)も可能です。熟練の技術を持つ医師がこれらのハイスペックな機能を駆使することで、精度の高い診断が可能になり、速やかな治療法の選択に繋げることができます。
*2 Narrow Band Imagingの略で狭帯域光観察とも言われる。血液中のヘモグロビンに吸収されやすい青と緑の特殊な光を照らすことで、粘膜表層の毛細血管やそのパターンをより鮮明に観察できる技術。
検査に使用する器具を介しての感染(ピロリ菌、その他の細菌など)を防ぐため、当院では、一回の検査ごとに強酸性電解水を用いた全自動洗浄機を用い、洗浄・消毒を行います。ガイドラインに沿った厳しい衛生管理を徹底することで、感染のリスクを抑え、安全性の高い検査が可能です。
当院は、平日に加え、土曜日にも内視鏡検査を実施しております。
何らかの消化器症状がある場合、または二次検査が必要な場合は、原則2週間以内の検査が可能で、特に急を要する場合には当日・もしくは翌日に行うこともあります。
ご予約から検査まで2週間程度と非常にスピーディーで、早く結果が分かるため、患者さまのご心配やご不安を減らすことができます。また、治療が必要になる場合も、正確な検査結果を基に、速やかに治療を開始できます。
※ただし、通常の胃がん検診などでは月単位でお時間を頂くことがあります。ご了承ください。
当院では、胃と大腸両方の検査が必要な場合、同じ日に検査を行うことも可能です。
同日に実施する場合は、最初に胃の検査を行い、その後、大腸検査を行うという流れになり、所要時間は両方併せて通常20~30分程度です。検査前の食事制限や通院が一度で済み、結果も当日に分かるので、お忙しい方でも検査を受けやすく、非常に効率的です。
当院では、患者様のご希望に合わせ、検査の負担をできるだけ減らし、安心して検査を受けられる方法をご提案いたします。胃の内視鏡検査で苦痛の強い方は、鼻からスコープを挿入する経鼻式を選ぶことで苦痛を大幅に軽減できます。また、検査自体が苦手な方は、鎮静剤を使用することで不安や緊張を感じずに検査を受けることもできます。鎮静下での検査は、うとうと眠っているような状態で身体に余計な力が入らないため、しっかりと細部まで観察することができる上、検査時間の短縮にも繋がります。検査に関するご心配やご不安がある時は、遠慮なくご相談ください。
胃内視鏡検査では、食物の通り道である食道、胃、十二指腸といった上部消化管全体の粘膜の状態を調べます。モニターの画像で疑わしい所見がある場合、鉗子口(かんしこう)*3から組織を採取して生検を行うことで、がんの確定診断も可能です。
*3内視鏡を通じてさまざまな処置具を挿通し、内視鏡の先端から出す穴の入り口。小さな病巣の切除などの治療に使われることもある。
胃内視鏡検査には、スコープを口から挿入する経口式と、鼻から挿入する経鼻式があります。
当院ではどちらも実施可能ですが、それぞれメリット・デメリットがあるため、違いを理解した上で検査方法をお選びいただきます。
直径9㎜程度のスコープを口から挿入します。当院の経口内視鏡は125倍まで拡大観察することが可能なものもあり、病変が見つかった場合に、より詳細に観察・診断をすることができます。胃内視鏡検査ではスコープが喉を通過する際、痛みや咽頭反射(いんとうはんしゃ)*4が起きることがありますが、経口内視鏡は経鼻内視鏡と比較して内視鏡経が太いことなどが影響し、それらの症状が強く出ることがあります。鎮静剤を用いることで検査時の苦痛を軽減し、楽に検査をすることが可能です。
*4 舌根部(舌の根元)に触れてオエっとなること
直径5㎜程度のスコープを鼻から挿入します。スコープの直径が細く、咽頭反射が起こりにくいため、鎮静剤なしでも比較的楽に検査を受けることができます。ただし、鼻腔が細い場合、スコープが入らなかったり、出血したりするケースがあります。鼻腔が狭く、出血する可能性が高い場合は、経鼻内視鏡を口から挿入し検査することがあります。拡大観察する機能はないため、病変やがんが疑われる部位が見つかった場合の、精密な観察という面では経口内視鏡に劣ります。
胃内視鏡検査では、以下のような疾患の診断が可能です。
医師の診察後、胃内視鏡検査のご予約をお取りいただきます。
健康診断や人間ドックの結果をお持ちの方は忘れずにご持参ください。
スタッフがご予約の日程を調整し、検査方法、注意点などを詳しくご説明いたします。
※お電話・インターネットでのご予約はできません。ご了承ください。
夕食は21時までにお済ませください。お食事の内容はお粥、素うどん、具のないスープなど、低線維、低脂肪、低たんぱくの食品をおすすめします。21時以降は検査終了まで絶食となりますが、脱水を避けるため、水分(水や薄いお茶など透明で糖分を含まないもの)は適宜摂取してください。
朝食は摂らず、お水や薄いお茶などの水分を適宜摂取してください。
お薬は、薬の種類により休薬する場合と、通常通り摂取する場合があります。ご予約時にスタッフが服薬の有無を確認し、当日の対応について説明いたしますので指示に従ってください。
予約時間の15分前までにご来院ください。
スタッフが、当日の体調やお食事摂取の有無などの確認を行います。
鎮静剤の使用を希望される場合は、検査の開始直前に鎮静剤を注射します。
※検査で鎮静剤を使用する場合、当日はお車やバイク、自転車の運転ができませんのでご注意ください。お車で来院される場合、ご家族などに運転をお願いしてください。
鼻または喉に局所麻酔を行った後、内視鏡を挿入して上部消化管(胃や食道、十二指腸)及び、スコープの通り道である喉の粘膜の状態を詳しく確認します。検査にかかる時間は通常10分程度です。鎮静剤を使用した場合、検査後30~60分程度ベッドでお休みいただきます。
しばらくお休みいただいた後、モニターの画像を見ながら医師が検査結果の説明を行い、検査は終了となります。当日、病理検査を行った場合やお薬が必要な場合などは次回のご予約をお取りします。ご不明点や心配な事などがあればお気軽にご質問ください。
検査終了後のお食事は麻酔が完全に切れてからになります。まずは少量の水をゆっくり飲み、むせないことを確認してください。脂っこい料理は避け、食べ過ぎに注意してください。また、検査時に組織を採取した場合、お粥などの消化に良いものを摂り、アルコールの摂取は控えましょう。
保険診療の場合、1割負担1,500円前後、2割負担3,000円前後、3割負担4,500円前後で、診察代が別途かかります。費用は、使用する薬剤の種類によって多少前後します。また、鎮静剤を使用した場合、組織の採取(生検)やピロリ菌感染の検査などを行った場合には追加で費用が発生します。
※クレジットカードによるお支払いはできません。現金のご用意をお願いいたします。
大腸内視鏡検査では、肛門からスコープを挿入し、結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)と直腸を含む大腸全域と小腸の一部の粘膜の状態を調べます。
大腸は曲がりくねった長い管であり、腸の長さや曲がり方には個人差もあるため、内視鏡を奥まで進めるには高度な技術が必要です。
検査時、がん化の可能性があるポリープを発見した場合、その場で切除することもあります(出血や穿孔のリスクが高い場合を除く)。早期に処置をすることで将来の大腸がん発症を予防できます。また、がんの疑いがある場合には組織の一部を採取して生検を行い、確定診断を行います。
大腸内視鏡検査では、以下のような疾患の診断が可能です。
医師の診察を受けた後、大腸内視鏡検査のご予約をお取りいただきます。
健康診断や人間ドックの結果をお持ちの方はご持参ください。
医師またはスタッフがご予約の日程を調整し、検査方法、注意点などを詳しくご説明いたします。
※お電話・インターネットでのご予約はできません。ご了承ください。
検査の2日前からは線維の多いキノコや海藻類、こんにゃく、高脂肪の食品、乳製品、消化が悪い食品、たね類(キウイ、イチゴ、ゴマなど)、アルコールはお控えください。
検査前日の夕食は、お粥や素うどん、具のないスープなど、低線維・低脂肪・低たんぱくのお料理を摂ってください。21時以降は検査終了まで絶食となりますが、脱水を避けるため、水分(水や薄いお茶など透明で糖分を含まないもの)は適宜摂取してください。
寝る前に、事前にお渡しする下剤を忘れずに服用してください。
朝食は摂らず、お水や薄いお茶などの水分を適宜摂取してください。
お薬は、薬の種類により休薬する場合と、通常通り摂取する場合があります。ご予約時に医師やスタッフが服薬の有無を確認し、当日の対応について説明いたしますので指示に従ってください。
基本的には検査当日の朝、来院していただき、院内で前処置薬(下剤)を服用していただきます。
検査を複数回行ったことがある方は自宅で下剤を服用していただき、検査前に来院してもらうことも可能です。指定された時間になりましたら、ご自宅で前処置薬(下剤)を指示に従って服用してください。数回の排便を繰り返し、2~3時間程度で水様便になりましたらご来院ください。
※当日、体調や便の状況を把握するため、スタッフがご自宅に確認のお電話をすることがあります。
当日の体調や排便の状態を確認した後、検査着に着替えていただきます。
なお、自宅で前処置薬を服用される場合は、スタッフの指示に従って服用し、来院いただいた後、水様便の状態になったのをスタッフが確認してからの検査となります。
鎮静剤を希望される場合、検査の直前に鎮静剤の注射を行います。
※検査で鎮静剤を使用する場合、当日はお車やバイク、自転車の運転ができませんのでご注意ください。お車で来院される場合、ご家族などに運転をお願いしてください。
肛門から内視鏡を挿入し、結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)と直腸を含む大腸全域と小腸の一部の粘膜の状態(がんやポリープ、炎症の有無など)を詳しく観察します。
切除可能なポリープがある場合にはその場で切除します。所要時間は20分程度です。
鎮静剤を使用した場合、検査終了後30~60分程度ベッドでお休みいただきます。
モニターの画像を見ながら医師が検査結果の説明を行い、終了となります。
当日、病理検査を行った場合やお薬が必要な場合などは次回のご予約をお取りします。
また、入院によるポリープ切除が必要と診断した場合は、速やかに地域の基幹病院を紹介します。
その他、ご不明点や心配な事などがあればお気軽にご質問ください。
検査終了後のお食事は、消化の良いものを摂ってください。ポリープの切除を行った場合、高脂肪の食品、食物繊維、香辛料、アルコールは10日間程度控えてください。また、長風呂や激しいスポーツは避け、旅行や出張などの長距離の移動も1週間程度控えてください。
保険診療の場合、1割負担2,000円、2割負担4,000円、3割負担6,000円前後で、その他に診察代が別途かかります。さらにポリープの切除を行った場合は、1割負担7,500~9,500円、2割負担15,000~19,000円、3割負担22,000~30,000円前後加算されますが、部位、個数により変動があります。
費用は、使用する薬剤の種類によって多少前後するほか、鎮静剤を使用した場合、組織の採取(生検)などを行った場合も追加で費用が発生します。
※クレジットカードによるお支払いはできません。現金のご用意をお願いいたします。